The Era of Dataism -データ資本主義の時代-

これが今、我々が住んでいる世界地図である。世界各国のスタートアップ資金調達額の分布図だ。 テクノロジーとイノベーションを両輪に発展するこの世界では、中国が米国に比肩し二超大国となり、そこから大きく離れてインドと欧州連合が次いでいる。 そのような世界地図の裏で、実際のところいま何が起きているのかだろうか。この数字は何によってもたらされているのだろうか。これからそれを一つ一つ、テーマ毎に紐解いてみよう。

2018年 年頭所感

  この年越しに様々な言論や報道を見ると、そのほぼ全てに通底する現代人類にとって最も重要なキーワードは、グローバリズムとテクノロジー、この2つに集約されるように思う。   最も巨視的に見れば、グローバリズムとは500年前の西暦1500年前後の大航海時代から始まり、テクノロジーとはその300年後の1800年頃の産業革命から始まった。 以来200年(たかだか200年である)、グローバリズムとテクノロジー発展の2大潮流は山谷あれど、逆流することなく前進してきた。