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あまり知られていないかもしれないが、既にEコマース市場規模(B2C)は数年前から中国のほうが米国よりもはるかに大きい。圧倒的世界一位である。

 

なぜか?

それはEC化率、すなわち全小売に対するオンラインでの購買の比率が高いからである。中国のEC化率は既に12%を超えて、米国に2倍の差をつけている。

ゆえに、全小売流通規模ではまだ米国のほうが大きいにも関わらず、Eコマースでは圧倒的世界一となっている。

また注目すべきはインドである。インドのEC比率は既に日本を超えており、米国に肉薄している。これによりインドのEコマース市場は既に日本の4割ほどに成長している。

日本のEC化率は主要先進国に比べても低く、5%にも満たない。

 

中印のEC化率が高い事は偶然ではない。日本のように徒歩圏内でなんでも買えるような国では無い。

街にデパートが出来る前にEコマースが栄える、店が出来たとて品ぞろえが悪くて欲しいものが無い。Eコマースなら品ぞろえは無限大で先進国となんら変わらない。街にろくなスーパーが無い。あっても鮮度が悪い、そもそもそれらに車で1-2時間かかる。ネットスーパーなら1時間単位で新鮮な食材を運んでくれる。

そのような国がアジアの新興・中進国である。ゆえにEC化率はまだまだ伸びる。インドは少なくとも中国並に短・中期的になる。アジアのEコマースは日本や米欧のそれとは全く異なる発展を遂げるのである。