バブル崩壊、その時どうするか?

今朝、米国で起きたとある出来事を報じるニュースに目がとまった。 Dropboxと並ぶストレージサービスの雄、Box社がつい先日申請したばかりのIPOを延期したとのことだった。 理由は足元の米テック関連株価の軟調傾向だという。 確かにこの記事にもある通り、直近ピークからGoogle株は12%、Amazon 17%、Facebook 21%、Nasdaq全体で9%と大きく下げている。

ハイプ・サイクル理論

このところたまさか、同じ話題とおぼしきものを複数、目にする機会があった。 批判と楽観と誤解 -サイバーエージェント藤田晋社長のブログ- 「われわれはいつも、この先2年間に起きるだろう変化を過大評価しすぎる。そして、この先10年間に起きる変化を過小評価しすぎる。」 -ビルゲイツ- 上記はいずれも、ハイプサイクル理論と同じような状況分析に基づいているのだと思われる。 それは、「新しい技術が世に注目を浴びてから、社会に浸透するまでには、バブル的な過度な期待と、その後の失望を経てから、消えてなくなるものもあれば着実な評価を得て社会に広く適用されていくものだ」、というコンセプトであり、ガートナーという世界最大のIT系シンクタンクが生みだし、広く知られている。

スタートアップ経営者に求められる資質とは?

ベンチャーキャピタルという仕事は、膨大な数の起業家に会って、話をする職業だ。 なかでも投資をした会社の経営者に関しては、創業期から上場して大成功したり、逆に失敗に終わるまでの間を定点観測的に見届けることで経営者としての成長を(あるいは成長しない事を)間近に見届ける職業である。 また一方で起業家は、あるいはこれから起業しようか悩んでいる人は、誰もが一度ならずこの質問を自らに問うた事があるはずだ。

未来をつくる、ということ

  「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」 - アラン・ケイ 「未来は知りえない、しかし自ら創る事はできる。成功した人・企業はすべからく、自らの未来を自らの手で創ってきた」 - ピーター・ドラッカー   「あしたはどんな日が待っているのかなあ」というのは、せいぜい小学校くらいで卒業し、誰もが多かれ少なかれ「明日はこうして過ごそう」という何らかの見通しや目標をもって日々を過ごしている。