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GDP_20y

 

これは各国のGDPが過去20年間でどのような増減をたどってきたかのグラフである。

それぞれのGDPを1994年を起点(イチ)として、そこからどのように推移し、そして20年後の現在(2014年)その何倍になったかを表している。(絶対値の各国比較ではない点に注意)

これが示す事実はシンプルに言って以下の3点である。

 

第一に、90年代から2010年代の3ディケイド(10年一単位)は、中国のディケイドだった。18倍と驚異的な成長である。世界経済全体もまたその成長を取り込む事で成長し、そして今その成長鈍化とともに踊り場に差し掛かっている。

第二に、中国に次いで伸び率2位はインドである。図からは見づらいが、既に足元のGDP伸び率は中国が6%台にまで漸減している一方でインドは7%台半ばとなり中国を抜いた。このまま一般に高度成長と言われる8-9%台まで行けば、次の数ディケイドはインドが世界経済の成長ドライバーとなる。その場合、多少前後するものの大雑把に言って、60-80年代が日本、90-2010年代が中国、2020-2040がインド、といった具合に約30年毎にバトンが渡る恰好となる。「次の30年を制する者はインドを制するものである」、そう言えるのかもしれない。

第三に、この間唯一マイナス成長だったのが、我が国日本。他の先進主要国は2-3倍の成長をしているにもかかわらず、である。過去2ディケイドの日本は世界的に見て明らかに異常値であった事は明白である。これを見るだに、日本はインドをはじめとする成長国の恩恵を被らない限り、自力のみで他の主要国並みの成長軌道にキャッチアップする事は、非現実的と言わざるを得ないだろう。